さらだふれんず[2話]

ビーチをでて まだ見ぬふれんずにであう 
たびにでた テバヤシくん。
まずはおかをめざします。

テバヤシくんはどうやらごきげんなようす、あるきながら はなうたをうたっています。

そうしておかをめざしてあるくうちに
たいようがおちて よるがやってきました。

そらには おおきなおつきさまが 
うかんでいます。

『わぁ…きれいなおつきさまだ……あれ?
    なんだかどんどん…ちかづいてきてる?』

どんどんちかづく おつきさま。

『おつきさまがおちちゃうんだよ!!!』

「おちないの…」

『!? どこにいるの!?』

「ここなの」

テバヤシくんがこえのするほうをむくと 
そこには おおきなおおきな
おつきさまがいました。

『あっ、おつきさまにかおが!!』

「ボクはつきっなの…よろしくなの…」

『テバヤシだよ!よろしくなんだよ!』

「たのしそうなうたがきこえたから 
        おもわずつられてきちゃったの…
                             いまそっちにいくの…」

そういうとつきっはみるみるうちに
ちいさくなり、しろくてながーい
あしをニョキっとはやしました!

『すごーい!どうやったの!?』

「ひみつなの…
      テバヤシはどこにいくの…?」

『ぼくはあそこのおかを
                めざしてるんだよ!』

「そうなの…
じゃあボクがあんないしてあげるの…」

『ホント!?ありがとうなんだよ!!』

「じゃあついてきてなの…」ビュンッ

『!?』

つきっは めにもとまらぬはやさで 
いってしまいました…

『ま、まってなんだよ〜!!』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
…なんやかんやでふたりはおかに つきました

『はぁ…はぁ…やっとついたんだよ…』

「ごめんなの…ボクあしがおそいの…」

『ぜんぜん…おそくないんだよ……
      でもおかげでおかについたんだよ!
                                     ありがとつきっ!』

「どういたしましてなの…
                   またあそぼうなの…」

そういうとつきっは 
またうちゅうにかえっていきました。

『このおかにはどんな
   ふれんずがいるのかな?
   であうのがたのしみなんだよ!!』

つぎのふれんずは はたしてどんな子なのか…

テバヤシくんのふれんずをさがすたびは
 まだまだ続く…







メェ…



文 : テバヤシ
絵 : 皿田なななっ

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